ビールにはどんな栄養があるのでしょうか。
今回は、ビールの原材料をリストアップしそれらの栄養についてご紹介します。
1.ビールの原材料となるもの
ビールの栄養価を語る上でまずは使用されている原材料をご紹介します。
ビールは基本的に大麦からとれる麦芽をビール専用の酵母で発酵させることによってつくられています。
それに加えて、現在ではホップという一種のハーブも使用されておりますので、そう考えると「大麦の麦芽」「ビール酵母」「ホップ」といった3つの材料が今日のビールに使われているといえます。
他にも商品やビールの種類によって入ることもありますが、この3つの原材料を基本となります。
2.大麦の麦芽に含まれる主な栄養素
まずは大麦の麦芽の栄養からご紹介します。
大麦にはナトリウム、カリウムなどのミネラルやビタミンB1などのビタミン類が含まれています。
他に葉酸も含まれていますが、アルコールで吸収が阻害されるためビールとして考えた時に栄養とはカウントしない方が無難です。
特にビタミン類といえば、ビタミンB1は「疲労回復効果」、ビタミンB2には「美肌効果」がそれぞれ期待できるとされています。
こうした栄養素の含有量は他のアルコール飲料と比べ多く含まれているとされています。
もしかすると美容に一杯、明日の活力に一杯という感じで飲む人もいるのではないでしょうか。
3.ビール酵母に含まれる主な栄養素
ビール酵母にもビタミンB群の栄養素も含まれているのですが、他にも核酸、食物繊維といったものが含まれています。
食物繊維はお通じの改善を期待して摂取する方もいるかもしれません。
この内の核酸というものは何かというと新陳代謝、つまり細胞を新しくする際に使われる栄養素であるとされています。
また、加えてビール酵母には町内の乳酸菌を活性化させ、腸内の健康を守る働きを持つとされています。
4.ホップに含まれる主な栄養素
最後にホップですが、こちらにはワインでおなじみのポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用などで話題となっている成分です。
そして他にもう一つ「フィストロゲン」と呼ばれるものも含まれています。
例えば大豆にはイソフラボンという女性ホルモンと似た働きを持つとされています。
このフィストロゲンも同じように女性ホルモンとほぼ同等な働きをするとされています。
最近若々しさがなくなってきたと感じたら摂取してみるのもいいでしょう。
成分という面から見てみるとホップ油やタンニンといったものがあり、鎮静作用や食欲の増進などといった効能が期待できるとも言われています。
5.ビールを飲む際の注意点
以上の栄養価効能から、ビールにも栄養はあるのだと考えられます。
ビールは体に悪いと感じて飲むことを避けてきたあなたも、少しなら飲んでもいいのではと感じてきたのではないでしょうか。
とはいえビールの飲みすぎは当然ながら体によくありません。
ビールには食欲の増進効果が期待できますが、酒の肴に塩辛く油分を含んだお菓子などをついつい食べ過ぎてしまう可能性が十分に考えられます。
また、日本酒やワインと比べアルコール度数は低めになっているのですが、飲みすぎはもちろんよくありません。
ビールの量は適切に
ビールの栄養素を考えると、「美容のためにビール」という時代がもしかしたら今後やってくるかもしれません。
しかし飲みすぎて逆にお体の健康を崩さないように注意が必要です。
何事も過ぎては毒ですから、適量を守って、ビールと付き合っていくことが健康を育んでいきましょう。