今、家庭用のミルを購入して、コーヒー豆を挽いてコーヒーを楽しむという人が増えています。
家庭用のミルには、電動式と手動式があり、それぞれ魅力があります。
そこで、より自分のニーズに合ったミルを選ぶために、電動ミルと手動ミルの違いについてご紹介します。
1.電動ミルは短時間で豆を挽けるが、手動ミルは時間がかかる
電動ミルは、コーヒー豆を短時間で挽くことができます。
電動式の場合は、スイッチ1つ押せば、後は全て機械がスピーディーに作業を進めてくれるので、時間がかからないのです。
そのため、時間のない時でも焦らずに使うことができます。
毎日忙しくしている人や「毎朝、出掛ける前にやるべきことが多い」という人には、電動ミルがオススメです。
一方、手動ミルの場合は、全てを手作業で行わなければならないので、どうしても時間がかかります。
レバーを回すことはもちろん、レバーの締まり具合も手作業で調整つしなければなりません。
この手間を考えると、忙しい人には、手動ミルは不向きです。
しかし「コーヒー豆を挽く時の手間も楽しみたい」という人にはオススメです。
2.電動ミルはコンセントの近くにしか置けないが、手動ミルはどこにでも置くことができる
電動ミルを使う場合、電源を入れないと動かないため、近くにコンセントを差し込める所が必要になります。
そのため、コンセントの近くにミルを置く場所を確保する必要があります。
もし、コンセントの近くにミルを置くことができなければ、ミルを使う時、コンセントの近くまでミルをいちいち移動しなければならなくなります。
特に、サイズが大きめの電動ミルを使う場合、コンセントの近くにミルを置く場所がなければ、その都度移動するのがとても大変になります。
一方、手動ミルの場合は、電源が必要ないので、基本的にどこにでも置くことができ、どこでも使うことができます。
そのため、置く場所の心配をする必要がありません。
電源を入れる必要がないので、屋外でも利用できることも魅力です。
そのため、アウトドアのお供に持っていくという人もいます。
3.電動ミルは音が大きいが、手動ミルの場合はそれほど大きな騒音は出ない
電動ミルの場合、コーヒー豆を挽く際に、かなりの大きさの音が出てしまいます。
そのため「うるさい音が苦手」という人には向きません。
朝コーヒー豆を挽く際、家にまだ寝ている人がいたりすると大きな音が出せないので「コーヒー豆を挽くたびに、家族に気を遣わなくてはならない」という状況になってしまいます。
この気疲れを苦痛に感じるようであれば、電動ミルは避けた方が良いでしょう。
しかし、手動ミルの場合は、無音ではないものの、それほどうるさい音は出ません。
そのため、他の家族が寝ているような朝早い時間であっても、気兼ねなくコーヒー豆を挽くことができます。
人によっては、手動ミルでコーヒー豆を挽く時の控え目な音は「気にならないどころか、心地良いので癒される」という人も少なくありません。
4.電動ミルは現代的でシンプルなデザイン、手動ミルは昔ながらのレトロなデザイン
電動ミルも手動ミルも、家の中に置くからには、自分の家の雰囲気や自分の好みに合うデザインであるということも大事なポイントです。
電動ミルの場合は、電化製品であるため、どちらかというと現代的なデザインである傾向があります。
そして、余分な装飾があまりなく、全体的にシンプルな雰囲気であるということが特徴です。
逆に、手動ミルの場合は、昔ながらのレトロなデザインであるということが特徴です。
そのため、情緒あふれる昭和の喫茶店を思わせるような雰囲気があります。
クールでスタイリッシュなものを求めるのであれば電動ミル、昔ながらの情緒を求めるのであれば手動ミルがオススメです。
5.色々なパターンの淹れ方を楽しむなら電動ミル、繊細な香りや味を楽しむなら手動ミル
電動ミルは、ボタン1つでコーヒー豆の粒度を何段階も調節することができます。
そのため、通常のブレンドコーヒーからエスプレッソまで、様々なパターンのコーヒーの淹れ方を楽しむことができます。
バリエーション豊かにコーヒーを楽しみたいという人には、電動ミルが向いていると言えるでしょう。
一方、手動ミルは、ミル内部の部品の摩擦が少なく、静電気がほとんど起きないため、コーヒーの香りや風味が劣化しません。
そのため、コーヒーが持つ繊細な味と香りを堪能したいという人には、手動ミルが向いているといます。
レバーを回して豆を挽いている段階から、ほのかに広がる香りを楽しむこともできます。
そのため、豆を挽いてからコーヒーを淹れるまでの香りの変化も楽しむことができます。
電動ミルと手動ミルの違いを知ろう
電動ミルは、電源を入れられる場所にしか置くことができませんが、その代わり、操作が簡単で、短時間でコーヒーを淹れることができます。
バリエーション豊かに、色々なコーヒーの淹れ方を楽しむことも可能です。
一方、手動ミルは、全てを手作業で行わなければならないという手間と時間がかかりますが、どこにでも置いたり持ち歩いたりできるという点が魅力です。
コーヒーの繊細な味と香りを堪能したいという人にはうってつけです。
それぞれに違った魅力があるので「どんな形で、どんなコーヒーを楽しみたいか」というニーズに合わせて、ミルを選んでください。