コーヒーを濃く淹れる方法。濃いコーヒーを飲もう

コーヒーの豆知識最終更新日:2017年9月8日

眠気を覚ます時などには、濃いコーヒーが飲みたいものです。

しかし、いつも通り入れるのではなく、濃いコーヒーを淹れるためには少々工夫が必要です。

ここでは、そのコツをご紹介します。

1.できるだけ深煎りの豆を選ぶ

一般に私たちがイメージするような茶褐色をしたコーヒー豆は、果実の中の種の部分を乾燥させ、さらに専門の焙煎機という機械で火にかけたもの(簡単に言えば焼いたもの)です。

そのため、深煎りの豆になるにつれて、酸味が目立たなくなり、苦味が目立つようになってくるのが一般的です。

私たちがよく言う「濃いコーヒー」が、単純に苦いコーヒーを指すものだとするならば、できるだけ深煎りの豆(お店で店員さんに言うならば、フレンチロースト〜イタリアンローストと伝えると良いでしょう)を選ぶのが良いです。

2.豆の種類にこだわる

コーヒー豆の味には「ボディ」と呼ばれる味があり、これは舌の上にどれだけずっしりとコーヒーの味わいが乗るか、と言うことを指す一種の指標です。

ボディがしっかりしている豆は、飲んで時にコーヒー感が強く、より濃い味わいを出しやすいと言うのが特徴です。

ボディがしっかりしている豆の例としては、マンデリン(インドネシア)、ブラジル、グアテマラ、メキシコなどの豆が挙げられます。

濃いコーヒーが飲みたいときにはお店ではこういった種類の豆を選んで買うのが良いでしょう。

3.豆の挽き目にこだわる

豆の挽きめは粗ければ粗いほど成分抽出がしにくくなり、細ければ細いほど成分抽出がしやすくなります。

これは豆を引いた後の粉の表面積が増えるためで、エスプレッソなどに用いられる豆が細挽きであるのも、こうしたことが理由の一つです。

濃いコーヒーが飲みたい時に、挽き目が調節できるミルを持って入れば、いつもより少しだけ細い引き目にしてみるのも良いでしょう。

(細かくしすぎると濃いだけでなく不味い成分も一緒に抽出してしまうので注意が必要です)

4.たっぷり粉を使って淹れる

コーヒーは、贅沢に粉を使えば使うほど濃い味で、かつ美味しいコーヒーを淹れることができます。

一般に、15~20gの豆を一杯あたりに使うお店が多いのですが、これを23~30gほどの豆を使って入れてみると、驚くほどに味が変わります。

具体的には、15~20gほどの豆を使っているときはスッキリした味わいに、23~30gの豆を使っている時には味に奥いきが感じられ、深い味わいとなります。

少し豆が勿体無いような気はしますが、濃いコーヒーを淹れるには一番手っ取り早く、お店でも用いられている方法なので、試してみる価値はあります。

5.ネルドリップを試してみる

一般に紙のフィルターを使って淹れるのがいわゆるペーパードリップと言われる方法で、これがハンドドリップでは最もポピュラーな入れ方です。

この入れ方では豆の油分が紙にくっつき、サーバーに落ちにくいので、スッキリした味わいになりがちです。

それに対して布製のフィルターを使ってコーヒーを淹れるネルドリップでは、豆の油分がサーバーに入るため、まろやかでコクのあるコーヒーになりやすいです。

濃いコーヒーではコクがあると一層美味しく感じられるので、試してみてはいかがでしょうか。

6.お湯の温度を高くしてみる

ハンドドリップでは、お湯の喉を高くすれば高くするほど色々な成分が抽出されるようになります。

そのため、低温のお湯(80~85度程度)で抽出すればスッキリとした味わいで苦味も少ないコーヒーが入れられます。

90~100度近い高温のお湯で入れれば、色々な味が感じられる濃いコーヒーになり、また苦味が目立つようになります。

ただし、豆の種類や鮮度によって高温のお湯を使うことで苦すぎるコーヒーになってしまったり、酸っぱすぎるコーヒーになってしまったりすることがあるので注意が必要です。

7.ゆっくり淹れる

一般にハンドドリップの場合、2分~3分の間に淹れるのがベストだとされています。

これは、この時間を過ぎて成分を抽出してしまうと、コーヒー豆の中の美味しい成分だけではなく不味い成分までも抽出してしまうことになるからです。

お湯を注ぐスピードが速過ぎてもあまり味のしないコーヒーになってしまうし、遅過ぎても不味い成分ばかりが出てしまった、不味いコーヒーになってしまうということです。

濃く、美味しく淹れるコツは、入れ始めてから2分20秒〜2分40秒の間に、飲む分量だけのコーヒーを落としきり、ドリッパーを外すことです。

それを超えてしまうと、不味い成分の抽出が始まってしまい、濃くても美味しくないコーヒーになってしまう可能性があります。

コーヒーを濃く入れてみよう

コーヒーを濃く淹れるには色々な方法がありますが、やはり一番は基本に従って新鮮な豆を使い、淹れる直前に挽き、蒸らしを適切な時間内に行い、丁寧に淹れることです。

濃くすることは難しくはありませんが、不味いコーヒーになってしまうリスクもあります。

細かいところまで気を配れば、濃くて美味しいコーヒーが楽しめますよ。