朝食がわりに、デザートのお供に、買い物の途中で疲れてコーヒーはいつでも、ホッと一息つきたいときに最適なものだといえます。
そんなコーヒー、自宅で簡単に美味しく飲みたいと思いませんか?
今回は自宅で簡単に美味しいコーヒーを淹れるコツをご紹介します。
1.コーヒー豆を準備
コーヒーは、酸味が強いもの、深みがあるものなど豆の産地によって味が変わってきます。
どんな豆が好みか分からない方は、まずはコーヒー豆専門店でオススメを頼んでみましょう。
その時期にあったオススメの豆を案内してくれるはずです。
また「このコーヒーショップのコーヒーの味が好き」という希望がある方も、その旨を伝えると詳しい店員であればそれに近い味の豆を教えてくれることもあります。
豆は、挽く前の状態で販売されているものもありますが、今回は簡単に、ということで、お店であらかじめ挽いてもらうのがオススメです。
挽き方もいろいろありますが、まずは中細引きで挽いてもらうのいいでしょう。
近くにコーヒー豆専門店がない場合でもスーパーにも販売してあります。
数百円で購入できますのでこちらでまずはチャレンジしてみるのも良いでしょう。
ただ、コーヒー豆は酸化が早いので、密閉容器に淹れ、冷蔵庫に保存をして、なるべく早く飲み切りましょう。
2.コーヒードリップの器具を準備する
今回は簡単にコーヒーをペーパードリップで淹れる方法をご案内します。
準備するものドリッパーペーパーフィルターメジャースプーン細口ドリップポットサーバーカップ意外と準備するものが多いと思いましたか?
実際はどれも100円均一などでもそろえられるメジャーなものです。
こんなにそろえられないという方は、とりあえずドリッパーとペーパーフィルターとカップだけでも大丈夫です。
ただコーヒーは一杯だけでなく、少し多めに作る方が美味しく淹れられますよ。
3.コーヒーを淹れる下準備
ペーパーをフィルターにセットし、メジャースプーンでコーヒー豆を淹れましょう。
カップ1杯当たり10~12g、大体メジャースプーン1杯分です。
豆の種類や挽き具合によって抽出濃度が変わってくるのでお好みに合わせて分量を変えていくといいでしょう。
次に、お湯をドリップポットで沸騰させます。
ここで注意してほしいのは、熱湯のまま注がないということです。
コーヒーの抽出温度は85~95℃が理想です。
これより高い温度で注いでしまうとコーヒーの香りなどがうまく引き立たないこともあります。
沸騰してから少しおいてから注ぐようにしましょう。
4.コーヒーを蒸らす
お湯の準備ができたらまず中心からゆっくり円を描くようにコーヒー豆全体に回しかけます。
ここでふわっとコーヒーのいい香りが立ち上ってくるでしょう。
そして下のサーバーに1、2滴落ちるのを確認したらお湯を注ぐのをやめます。
このとき、コーヒーが膨らむのが分かるでしょう。
この膨らみでお湯とコーヒーが馴染みます。
こうして、コーヒーをお湯で蒸らすことで美味しコーヒーの成分を抽出することができます。
大体20~30秒程度、コーヒーを蒸らしていきましょう。
5.お湯を注ぐ
蒸らしが完了したら、中心から円を描くようにゆっくりと注いでいきます。
このとき、徐々に豆が膨らんで外側に粉がくっついていきますが、この側面についている粉を落とすようにお湯をかけないようにしましょう。
この側面についているのはいわば出がらしのようなものです。
無理に抽出しようとすると苦みや渋みが出てしまう原因となります。
側面の粉は落とさず、ただ中心付近で円を描くようにゆっくり注ぐことが重要なポイントです。
サーバーを確認し、好みの量が抽出できたならばすぐに、ドリッパーを外しましょう。
お湯がまだ落ち切っていないからもったいないと思われるかもしれませんが、この残り部分をいれてしまうとコーヒーの雑味まで落ちていってしまいます。
お好みの量だけで、存分に美味しいコーヒーを味わいましょう。
6.カップに注いで完成
ここまでくればもう美味しいコーヒーが入ったも同然です。
お気に入りのカップに注ぎ、味わってみてください。
インスタントコーヒーとは一味も二味も違ったコーヒーを楽しめます。
自分に合ったコーヒーを探してみよう
今回は自宅で簡単に淹れられるハンドドリップコーヒーの淹れ方をご紹介しました。
インスタントコーヒーやコーヒーメーカーに比べると少し手間はかかります。
ただ、お湯が沸くのを待つ、蒸らすなどの時間もコーヒーを美味しく楽しむエッセンスになっているのではないでしょうか。
また、豆は挽きたてで抽出するのが最もおいしいといわれています。
自宅で習慣的にコーヒーを淹れるようになったならぜひ、コーヒーミルも準備してみてください。
今回ご紹介したハンドドリップ以外にもプレス式や水出しなどさまざまな淹れ方があります。
同じコーヒー豆でも淹れ方によって味わいが異なってくるのもコーヒーの魅力の一つです。
ぜひみなさんも、ご自身のお好みのコーヒーを探してみてください。