日本酒の賞味期限はない!長期保存する方法と古くなった日本酒の活用法

日本酒の豆知識最終更新日:2018年9月26日

購入したり、頂いたりした日本酒はいつまで飲むことができるのでしょうか?

日本酒が腐るって聞いたことがありませんよね。

そこで今回は日本酒の賞味期限についてご紹介します。

1.日本酒の賞味期限は存在しない

日本酒のラベルやキャップなどを見ても、賞味期限の記載はありません。

ラベルには製造年月日だけが記載されています。

日本酒には、賞味期限は存在していません。

日本酒には、アルコール分が含まれており、急速な劣化をすることがないので、賞味期限という考えがありません。

2.日本酒を美味しく飲めるのはいつまで?

日本酒には賞味期限はありません。

未開栓であれば数年以上保存できます。

そんな長期間の保存がきく日本酒ですが、何年も美味しく飲めるというわけではありません。

日本酒の種類によって、おいしく飲める期間があります。

通常の日本酒(加熱処理されているもの)は製造年月からおよそ1年間。

生酒生貯蔵酒(加熱処理されていないもの)は製造年月から約6~7カ月間以上が日本酒を美味しく飲める期間と言われています。

3.日本酒を美味しく飲むための保存方法は?

日本酒は光に弱いお酒です。

直射日光に当てると、すぐに変色したり、臭いがしてしまいます。

そのため日光のあたらない場所での保存をオススメします。

また日本酒は高温にも弱いお酒です。

室温の高い場所での保管でも臭いがしてしまいますので、室温は15度以下の場所での保存が理想です。

また生酒など加熱処理をしていない日本酒は、冷蔵庫で保管します。

開封後は、空気に触れて酸化腐敗しやすくなるのでなるべく空気にふれさせないように、しっかりと蓋をします。

また日本酒は糖度が高いので開封後は、傷みやすいお酒です。

開封後の長期間の保存は難しいようです。

そそぎ口が汚れたままの保存は、カビの原因になりますので、キレイ拭き取ってからの保管をオススメします。

4.長く保管していた日本酒は大丈夫?

日本酒は、アルコール分が高く殺菌力があります。

その殺菌力でほとんど腐ることはありません。

開封前であれば、細菌が繁殖する可能性が低いので、傷むことはほとんどありません。

長期間経っていたり、冷暗所に保管していなかった場合などは、劣化のため黄色っぽい褐色に変化していることがあります。

また開封後の保管や、容器を移し替えた保管は、雑菌が混入する可能性がありますので、長期間の保存には向いていません。

菌が増殖してしまうと、白く濁ってしまったり、香りが変わっていたり、と飲用はできなくなります。

5.日本酒は長期間の保存で熟成されるの?

日本酒には、長期熟成酒といって長い期間熟成させた熟成古酒があります。

長期間熟成させることによって、褐色になり、香りも味もやわらかくなります。

熟成古酒は、温度や保存方法などをきちんと管理した上で長期熟成されています。

自宅で長期間保存したからといって、熟成されるのかといえば、そういうわけではません。

自家製熟成酒といって、自宅でも熟成されるように考慮されたお酒も販売されています。

自宅で長期間の熟成をやってみたい場合は、専用のお酒を購入されることをオススメします。

6.劣化した日本酒の活用法

日本酒は、長期間の保存などで劣化はすることはありますが、飲用できないわけではありません。

少し気になるようでしたら、上手に活用して最後まで使い切りましょう、劣化してましった日本酒の活用法をご紹介します。

1.料理酒として使う

通常の料理酒と同様に使うことができますが、料理酒には、塩分が含まれています。

日本酒には塩分は含まれてないので、料理に使う時は塩加減には気をつけてください。

2.酒風呂に使う

浴槽に日本酒をコップ3杯程度入れます。

血行促進、代謝促進、美肌効果を期待できます。

アルコールが苦手な方は身体がかゆくなってしまう場合もあります。

また小さな子供が入るお風呂の場合は控えましょう。

3.炊飯に使う

炊飯器に米3合に対して小さじ1~2杯程度を入れて炊飯すると、おいしくふっくら炊き上がります。

冷たくなったごはんや、冷凍したごはんをレンジで温める場合もお酒を少しふりかけるとふっくらと仕上がります。

4.手作り化粧水

日本酒1に対して蒸留水10で化粧水を作ります。

蒸留水は、ドラッグストアのコンタクトコーナーなどに500mlで100円程度で売られています。

日本酒は美白効果もありますし、お肌がしっとりとした仕上がりになります。

冷蔵庫に保管して、早めに使い切ります。

アルコールが苦手な方はかゆくなってしまう場合がありますので、気を付けてください。

日本酒には賞味期限がないので、長期保存可能

日本酒には、賞味期限はありません、長期間の保存もできますが、劣化してしまう可能性があります。

日本酒には、おいしく飲める期間があります。

冷暗所に保管し、開封後はなるべく早く飲んでください。

また長期間の保存で劣化してしまった日本酒は、料理酒や酒風呂、手作り化粧水、炊飯時に使うなどして、上手に活用してください。

上手に保管して、美味しく飲める期間に、日本酒を楽しんでください。

 

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