毎日の食事に欠かせないお米。どんな方法で保存していますか?
お米の保存方法なんて考えたことないって言う方も多くなります。
実は、お米は生鮮食品に分類されます。
保存方法によってはいつまでも美味しく食べることができたりすぐに味が落ちてしまったりします。
では、お米を長く美味しく食べるためにはどのような保存方法がいいのでしょう。
今回はペットボトルでお米を保存する方法についてご紹介します。
1.ペットボトルでお米を保存するのが良い理由
お米が嫌う環境は高温多湿です。
精米された白米は環境の影響を受けやすい状態になっています。
お米の色が悪くなったり味が落ちるのは酸化のせい。
空気に触れると酸化しやすくなるので密閉して保存することが大切です。
そこで、お米に取って家庭の中で一番いい環境の場所は冷蔵庫の中ということになります。
10℃以下での保存は酸化しにくく、虫の発生も防ぐことができます。
この時に問題となるのは容器です。
購入した時にお米が入っている袋のまま保存している人が多いのではないでしょうか。
お米の袋には通気性を良くするために小さい穴が空いています。
だから、お米が入っている袋のまま保存すると空気に触れる環境にあるので酸化が進んでしまいます。
そこで、冷蔵庫に保存しやすくて密閉できる容器と言えばペットボトルです。
買ってきたお米はすぐにペットボトルに入れ替えて保存するようにしましょう。
2.ペットボトルなら何でもいいの?
ジュースの入っていたペットボトルにお米を保存するのは気持ち的に少し避けたい気がしませんか?キレイに洗ったつもりでもジュースの成分がペットボルに残っているとお米が劣化してしまいます。
また、ニオイ移りも気になりますよね。
お米は臭いを吸収しやすい食材と言われています。
一番いいのは水の入っていたペットボトルです。
お米は湿気を嫌うので、良く乾かしてからお米を入れるようにしましょう。
ペットボトルがなかなか乾かない時は、キッチンペーパーを中に入れて水滴をふき取ります。
それから冷蔵庫に逆さまにして入れておいてみてください。
冷蔵庫の中は乾燥しているのですぐに乾きます。
500mLのペットボトルに入るお米はちょうど3合です。
ペットボトルに入れるときに量を計って入れておくと、焚く時に便利です。
お米が多過ぎて冷蔵庫に入りきらなかった場合は、冷蔵庫に入りきらなかったお米から使うようにして、ペットボトルに詰めて冷暗所に保存しておくようにしましょう。
ペットボトルだと、寝かせても立てても保存できるので便利です。
冷蔵庫の中の他の食材からの臭い移りを防ぐためにしっかりとフタをするようにしましょう。
3.お米をペットボトルに入れる方法
お米を口の小さいペットボトルに入れるのはとても手間がかかります。
そこで、ろうとを使うと簡単に入れることができるのですが、そのろうともペットボトルに合う物でないと使いものになりません。
100均にもいろいろな種類のろうとが売られています。
ペットボトルの口にキャップのように付けるろうとがありますがオススメではありません。
取りつけられるペットボトルが限られてしまうからです。
使おうと思った時にペットボトルに合わないことがあります。
一番使いやすいのは差し込むタイプのろうとです。
そんな口のペットボトルにも差し込むことができるので、購入する水のペットボトルの形を気にしなくても済みます。
ろうとがない時は新聞紙や広告を丸めてろうとの代わりにしても大丈夫ですよ。
お米をペットボトルに移す時にはゴミや虫が混ざってしまわないように気をつけましょう。
お米をたくさん買ってしまうと保存が大変です。
冷蔵庫に入りきらないこともあります。
お米は購入してから2ヵ月以内、春夏は1か月以内、夏場はできるだけ早く食べきれる量を買うことがオススメです。
お米は重たいのでまとめ買いしてしまいがちですが、少しずつ購入して早めに食べきる方が美味しく衛生的に食べることができます。
ペットボトルで保存して美味しいご飯を毎日食べよう
お米は使いきってから新しいお米をペットボトルに入れるようにしましょう。
お米を継ぎ足してしまうと、古い米ぬかやゴミが放置されてしまうので虫の発生の原因になってしまいます。
お米を使いきって、ペットボトルを洗ってからまた新しいお米を入れるようにしましょう。
また、ペットボトルはある程度使い回ししたら新しいペットボトルに変えると衛生的に良いです。
ペットボトルが傷だらけになると雑菌が発生しやすい環境になってしまいます。
5kgのお米なら2Lのペットボトル3本分になります。
お米の消費量が少ない方や、お米の劣化や虫が気になっている方はペットボトルで冷蔵庫に保存する方法を一度試してみる価値があるかもしれませんね。
お米を無駄にしなくて済むようになりますよ。