キヌヒカリ | 味/特徴/合う料理/口コミ

最終更新日:2018年9月22日

日本人の食卓に欠かせないお米。

お米屋さんやスーパーには数多くのブランドや銘柄が並んでいます。

でも、どれがどんな味なのかわからない、そんな方も多いはず。

今回は関西ではよく目にする「キヌヒカリ」についてご紹介します。

1.キヌヒカリの特徴

キヌヒカリは1988年に誕生した新しいお米です。

コシヒカリを祖先とした品種の掛け合わせにより生み出されました。

そのため、コシヒカリに非常に似た味や香りを持っています。

一方では、成長しても草の背丈が短く、倒れにくいという特徴を持っています。

これはキヌヒカリの開発が始められた七十年代の中頃に、開発された場所である北陸で稲が倒れて収穫ができなくなることが相次いだため、できるだけ倒れにくいようにと、耐倒性に優れた稲を開発した結果と言われています。

もともと北陸地方で誕生したお米ということもあり、北陸から近い近畿地方で多く作付けされています。

特に作付け面積の多いのは兵庫県や滋賀県。

ただし、もとは関東地方で栽培されることを予定して作られたということもあり、埼玉でも盛んに栽培が行われています。

日本全国で見ると、それほど有名な品種ではありませんが、上位10位には必ず顔を出す、非常にメジャーなお米と言ってもよいでしょう。

キヌヒカリの名前は「絹のように光る」ということがもとになっています。

その名前の通り、炊き上がりの色が真っ白で、絹のようにつやつやした米肌をしているという特徴があります。

また炊き上がりはパラパラとした軽い口当たりで、そのため関東よりも西の寿司店で使われることが多いお米です。

通常、寿司飯に使われるお米はササニシキがメジャーでしたが、ササニシキの作付面積や収穫量が年々減少しています。

寿司店の中にはササニシキにこだわっているという店も多いため価格が急騰、そのため適度な価格でササニシキと同等の食感や口当たりを持つキヌヒカリに人気が集まっています。

2.キヌヒカリの味

キヌヒカリはコシヒカリにルーツを持っていることもあり、コシヒカリと非常に似た味わいを持っています。

ただし、コシヒカリに比べると米らしい味や、粘りは若干控えめ。

特に寿司店が好むように、水加減を通常よりも少な目に炊くと、非常にほぐれやすくパラパラとした口当たりとなります。

そのため、コシヒカリのように味が強く、粘りの強いお米が苦手だと言う人や、粘りが強すぎて飲み込みにくいという人にとっては非常に食べやすいお米と言えるでしょう。

また米らしい香りも控え目で、炊飯のときの匂いがどうも苦手だと言う人にとっても人気があります。

また通常の炊飯でも固めに炊けるため、柔らかいお米が好きではないという若い人にも人気です。

これまでキヌヒカリはコシヒカリに比べてさっぱりしている味だと強調してきましたが、それは炊き立てのときの話。

一度冷えたあと、キヌヒカリは真価を発揮します。

通常、お米は冷めてしまうと粘りがなくなってぼそぼそした食感になってしまったり、反対に粘りが強すぎると団子のようになって食感が損なわれてしまうものですが、キヌヒカリの場合、冷めても食感は炊き立てとほとんど遜色ありません。

また、温度が下がった場合のほうがお米の甘味が強くなるのもキヌヒカリの特徴。

通常の場合であれば、温度が下がると甘味は感じにくくなるものですが、キヌヒカリの場合には逆に甘味を強く感じるという特徴を持っています。

3.キヌヒカリに合う料理

キヌヒカリはパラパラとした軽い口当たりを持っていると同時に、冷めるとさらに甘味を強く感じるため、寿司などには非常に適したお米です。

また、冷めても適度にしっとりとした食感が残っているため、おにぎりやお弁当などにも最適です。

特にお弁当の場合、硬めに炊いてしまうとぽそぽそとした食べにくいご飯になってしまいますが、キヌヒカリの場合にはそんな心配はありません。

ただし、コシヒカリなどのブランドと比べると、米らしい味わいは少なくなるため、塩むすびといったシンプルなものよりも、好きな具をたくさん入れる「おにぎらず」や、炊き込みご飯、まぜごはんのおにぎりなどにするのがベストと言えるでしょう。

ただし、キヌヒカリはお米の味としても優れていて、同時に強く癖がないため、梅干しなどのおにぎりにしてお米の味を確かめてみるのもよいかもしれません。

また、炊き立ての場合でも、非常にぱらぱらとしているため、チャーハンやカレーなどにも適しています。

特にハンバーグやフライ、ステーキなどに添えるライスとしては最適です。

甘味はあるものの米の味はそれほど強くないため、強い味の料理と合わせると味がケンカをすることもなく、どちらの味も引き立て合ってくれるでしょう。

キヌヒカリの口コミ評価

キヌヒカリのココが好き

時々家族で行くお寿司屋のしゃりがつやがあって美味しくて、お米の銘柄を聞いたらキヌヒカリだと教えてくれ初めて知りました。おにぎりや手巻き寿司にも美味しそうなので今度家でも試してみたいなと思っています。

40代女性

キヌヒカリのココが嫌い

もっちりとしたお米が好きな人にはあまりおいしく感じられるお米ではありません。とてもさっぱりしていてお弁当などに入れると少し硬く感じます。ネーミングからコシヒカリのような弾力や味を想像して購入すると首をかしげることになるでしょう。

50代女性

キヌヒカリのココが好き

子どもが2、3才の頃、お米にとても食べむらがありいろいろ食べさせていたのですがこのお米はくせがないお米だと感じました。香りもそんなに濃くない感じでねばりも少なめでお料理の邪魔をしないタイプのお米に感じました。

40代女性

キヌヒカリのココが好き

お米のなかでは、早生品種のキヌヒカリです。私の暮らす地域ではみかん栽培が盛んなため、みかんの収穫時期に重ならない品種であるキヌヒカリを栽培する農家さんがたくさんいます。キヌヒカリは炊きたてはもちろん、冷めても美味しくいただくことができます。

40代女性

キヌヒカリのココが好き

キヌヒカリは噛むと甘みがあり、とても美味しかったです。特にお弁当のように、ご飯が冷めている場合でも甘く美味しく感じられました。子ども達は白ご飯は苦手でよくふりかけをかけるのですが、キヌヒカリは何もかけなくても食べてくれました。

30代女性

キヌヒカリのココが好き

我が家は子供が小さいのでコシヒカリのような粘り気や弾力が強すぎるお米だと少し子供が食べづらそうにしていますがキヌヒカリはほどよい粘り気と弾力で口当たりがいいです。温かいごはんももちろん美味しいのですが、冷めてからの方がより美味しい感じがするのでお弁当などにも合っているお米かなと思います。

20代女性

キヌヒカリのココが好き

キヌヒカリは、どこかさっぱりとした米の味で、ほんのり甘さを感じます。
この甘さは、他の米だと特徴があることも多く、程よい甘さを感じられるのはキヌヒカリです。
そのため、色んなおかずと合わせやすく、何と食べてもおいしいです。

20代女性

キヌヒカリのココが好き

はっきりとした強い特徴があるわけではなくバランスのとれたお米でした。粘り、食感、喉ごし、甘さどれもが程よい。粒はやや小ぶりです。粘りが強くないのでチャーハンなども造りやすいですね。味もさわやかです。

40代女性

キヌヒカリのココが好き

個人的に粘り気の強くあるお米よりもさっぱりしたお米のほうが好きなのでキヌヒカリは好きな銘柄です。
粘り気が少なくもっちりというよりどちらかといえばさらさらした感じのお米なので例えばチャーハンなどもパラパラしたお米にできあがっておいしいです。

40代男性

キヌヒカリのココが好き

キヌヒカリは粘りは少なくさっぱりとした口当たりで炊き上がった時のお米はつやつやと輝いています。もちもち感があり、お米の粒はしっかりして甘味がありとてもおいしいです。
冷めてもおいしいのでおにぎりでもおいしく食べられます。

40代男性

キヌヒカリを食べてみよう

キヌヒカリは料理の味を邪魔しないだけでなく、冷えても美味しいお米の優等生。

価格も非常にリーズナブルなので、食べ盛りのお子さんがいるご家庭や、お弁当を作る機会が多いと言う方には最適のお米と言えるでしょう。

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