米が嫌いだという人の心理とは。なぜ米が嫌いなのか

最終更新日:2017年9月3日

米は日本人の主食であり、多くの人から好まれています。

しかし中には「米が嫌いなので、食べたいとは思わない」という人も存在しています。

彼らは、なぜ米が嫌いなのでしょうか。

そこで、米が嫌いだという人の心理についてご紹介します。

1.味がない食べ物が好きではない

米が嫌いだという人の心理的背景には「味がない食べ物が嫌い」というものが隠されています。

米は「これといった、わかりやすい味」がついていない食べ物です。

もちろん、よく噛んで食べれば、ほんのりとした甘みなどを感じることはできます。

しかし、米が嫌いだという人は「ゆっくり噛んで食べなければわからないような味などに、魅力を感じない」と思ってしまいます。

その結果、彼らの心の中に「米はおいしくない食べ物」という固定観念が出来上がってしまい、米が嫌いになってしまいます。

このタイプの人は「味が濃い食べ物を好む傾向がある」「食べ物をよく噛まない」という特徴を持っています。

そのため、味が濃過ぎる食べ物ばかりに偏った食生活を続けていたり「ゆっくり落ち着いて食事をすることが苦手」という傾向が多くなります。

2.素朴な食べ物を「ダサい」と感じてしまう

米は、シンプルで素朴な食べ物です。

だからこそ、飽きずに長く食べ続けることができます。

しかし、米が嫌いだという人は、そのような素朴な食べ物に対して「ダサい」という思い込みを持っている傾向があります。

かつての日本人の食生活は粗食でしたが、最近は欧米型の飽食の傾向が色濃く表れています。

街のあちこちには、豪華な飲食店が軒を連ね、華やかで贅沢な食生活を後押ししています。

その結果、華やかでかっこいい食生活を求める人が増え、昔から日本に伝わるシンプルな食事を「ダサい」と思ってしまう人が多くなりました。

その結果、日本に昔から伝わるシンプルな食材の代表格である米も、そのような人たちからは嫌われてしまうようになったのです。

このことから考えると、米が嫌いだという人は「食生活に華やかさや豪勢さを求める」という傾向が高いと言えるでしょう。

3.シンプル過ぎて飽きる

米が嫌いだという人は「米があまりにもシンプル過ぎて飽きてしまう」という考えを持っていることが多くなります。

米は「口に一口入れただけですぐに味がわかる」というタイプの食べ物ではありません。

「よく噛み締めれば、ほんのり甘い」という、シンプルの極みのような味であることが特徴です。

そのあまりのシンプルさに「変化がなくてつまらない」と感じてしまう人もいます。

その結果「米は飽きる食べ物だ」と思うようになり、米を嫌いになってしまいます。

このタイプの人たちは、混ぜご飯やチャーハンなど、米のメニューに変化をつける工夫をすると、少しずつ米が好きになっていくこともあります。

4.米の臭いが苦手

米が嫌いだという人の中には「米の臭いが苦手」という人も少なくありません。

この場合、タイプが2つに分かれることが特徴です。

1つめは「以前、古い米の独特な臭いを嗅いでしまったことがきっかけで、苦手になってしまった」というケースです。

米が古くなると、とてもクセのある臭いを放ちます。

その臭いが鼻についてしまうと、米を嫌いになってしまうのも無理はありません。

2つめは「御飯を炊いている時の臭いが苦手」というケースです。

御飯を炊いている時の香りは、人を癒す効果があると言われていますが、中にはこれを苦手だと感じてしまう人もいます。

多くの人を癒す香りであっても「この香りが苦手だ」と感じてしまう人にとっては、苦行以外の何ものでもありません。

この苦行が毎日続くと、米が嫌いになってしまうのも無理はないでしょう。

特に、妊娠中の女性は、体が変化することにより「御飯を炊いた時の香りが嫌で仕方がない」という状態になってしまうこともよくあります。

5.おいしい米や、おいしく炊けた御飯を食べたことがない

米が嫌いな人は、品質の良いおいしい米を食べたことがないというケースが多くなります。

日頃から、安さばかりを重視して米を買っていると、おいしい米にはたどり着けません。

その結果、おいしくない米ばかりを食べ続けるようになり「米とはまずい食べ物だ」という思い込みが出来上がってしまいます。

「おいしく炊けた御飯を食べた経験がない」という人も、米を嫌いになってしまうようです。

米には「おいしく炊くための工夫」というものがあります。

そのような工夫をせずに「何となく」という感覚で炊いた御飯ばかり食べ続けていると、本当においしい御飯がどのようなものなのかがわからなくなります。

その結果、米が嫌いになってしまいます。

米が嫌いな人の心理を知ろう

米が嫌いな人は「おいしい御飯を食べたことがない」「味がシンプルで薄過ぎる」という理由から、米をおいしいものと思えなくなってしまっています。

このような人たちが米を好きになるためには、できるだけおいしい米を選んだり、炊き方やを工夫するなどすれば、米に対する認識が変わる可能性があります。

「シンプルに炊く」という方法ではなく、チャーハンやリゾットにしたりすれば、味にも食感にも変化が現れ、飽きることがなくなります。

「ただ炊く」ということばかりにこだわらなければ「御飯を炊く時の臭いが苦手」という人でも、米をおいしく食べられるようになる可能性があります。

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