最高級ブランドの米を1度でも食べてしまうと、そのおいしさの虜になり「他の米を食べられなくなってしまった」という状態になってしまうと言われています。
では、最高級な米のブランドにはどのようなものがあるのでしょうか。
詳しく紹介していきます。
1.「特A」のランクを20年以上連続で獲得している、山形県の「はえぬき」
山形県産の「はえぬき」は、米のランクの中での最高位に当たる「特A」のランクを、20年以上連続で獲得している最高級ブランドの米です。
そのため、米の専門家も皆、その品質の高さには太鼓判を押しており「夢のような米である」という評価を出しています。
はえぬきは、米の粒が非常に美しく揃っており、1粒1粒がしっかりした弾力を持っています。
そのため、炊いた後に粒が崩れることがなく「食べた時に、べちゃっと潰れてしまうような食感はほぼない」と言われています。
どんなに炊き過ぎてしまっても、常に適度な弾力があります。
はえぬきは、山形県以外ではほとんど栽培されていません。
このことも、希少性の高さを物語っています。
山形県は「昼と夜の気温差が少なく、日中は豊かな太陽の光が降り注ぐ」という気候が特徴的です。
そのような気候の中ですくすく健康的に育ったことも、はえぬきの品質の高さの要因の1つです。
2.おかずがいらないくらいおいしい、北海道の「ゆめぴりか」
北海道産の「ゆめぴりか」は「味わいの良さにかけては天下一品」と言われているくらいの最高級ブランド米です。
ゆめぴりかは、あまりにも味わいが良いため「おかずを食べずに、このまま米の味だけを堪能していたい」と感じてしまう人が多いと言われています。
北海道は、味や品質安全性の向上のために、米には厳しい基準を設けています。
その厳しい基準を全てクリアしているブランドが、ゆめぴりかです。
そのため、安心して美味しく食べることができるという信頼があるブランドです。
ゆめぴりかの魅力は、何と言っても、豊かな甘みです。
噛めば噛むほど、米が持つ甘みをじっくりと堪能することができます。
そのため「この甘みを、他のおかずの味で消してしまいたくない」と感じる人が多いのです。
炊いた後に、輝くようなツヤが出るということも特徴です。
そのため、見た目も美しい米であると言えます。
3.直売所に行かなければ買えないくらい希少価値が高い、石川県の「神子原米」
最高級ブランドの米の中には、市場にほとんど出回っていないものもあります。
その中の1つ、石川県産の「神子原米」は、かなり希少価値が高い最高級ブランド米です。
神子原米は現在、スーパーやお米屋さんなどでは買うことができず、地元の直売所に行かなければ買うことができないと言われています。
正に「知る人ぞ知る最高級品質の米」です。
それにも関わらず「全国のおいしいお米ランキング」ではベスト3に入るという品質の高さを誇ります。
神子原米は、ローマ法王にも献上されたことがあり、それ以来、ローマ法王御用達の米としても有名になりました。
ローマ法王御用達の米になったのは、神子原米が初めてです。
このことから見ても、その味や品質の良さがうかがえます。
味は、控え目な甘さが特徴ですが「おかずなしでも食べられる」というくらいのおいしさです。
おにぎりにしてもおいしくいただけますが、神子原米の場合は「潮のおにぎりなど、シンプルなおにぎりにした方がおいしい」と言われています。
そのくらい「その旨味をじっくり味わいたい米」であるということがわかります。
4.「特A」ランクを25年獲得した実績を持つ、新潟県魚沼産のコシヒカリ
コシヒカリは、日本全国で親しまれている米ブランドの1つです。
そのため「高級品」という印象ではなく、どちらかと言うと「ポピュラーな米」という印象が強いのではないでしょうか。
しかし、そのコシヒカリの中にもランクがあり、新潟県魚沼産のコシヒカリは最高級ブランドとしてランク付けされています。
新潟県魚沼産のコシヒカリは、米の最高級ランクである「特A」を25年にわたって獲得した実績があります。
このことからも、その品質の高さがどれだけのものかがわかります。
新潟県魚沼地域は、日本の名水100選にも選ばれている、ミネラルたっぷりの雪解け水が豊富に得られる地域です。
寒暖差の厳しい魚沼地域で育てられたコシヒカリは、独自の強さを持っています。
正に、自然の恵みからいただいた品質の高さであると言えるでしょう。
最高級ブランドには意味がある
最高級ブランドの米は、ただ値段が高い米であるというだけではありません。
厳しい気候に耐え、厳しい品質基準をクリアした希少価値の高い米です。
そして、それだけ作り手の思いもたっぷり込められています。
自然の恵みと作り手の思いが詰まった最高級ブランドの米は、どんな人の心も鷲掴みにしてしまうと言います。
ぜひ1度味わってみてください。