毎日の食卓に欠かせないご飯。
ご飯が美味しいと幸せな気持ちになりますが、逆にご飯がパサパサしていたりベチャベチャしていると残念な気持ちになってしまいますよね。
今回は特別なものが無くてもぐっとお米を美味しく炊き上げられる七つのポイントをご紹介します。
1.計量カップでお米と水の量をしっかりと計る
お米を炊くときに、いつも目安でなんとなく炊いてしまっていませんか?美味しいお米を炊くには、量をしっかりと計ることがとても重要です。
わずかな量の違いでも、仕上がりに大きな差がつきます。
お米は計量カップでちゃんと計り、適切な量を炊くようにしましょう。
計量カップでもわずかな誤差は出てしまいがちなので、余裕があればはかりを使うのがベスト。
これからは量にも気を配ってお米を炊くようにしましょう。
2.研ぐ前にお米を軽く洗い流す
研ぐ前には、お米を軽く洗い流しておきましょう。
お米の洗い方でも味に違いが出てきます。美味しいお米を仕上げるポイントは、手早く洗うことです。
ささっ、と洗うことで、お米の風味を逃さずに済みます。
また米は最初の水を吸収しやすいため、ゆっくりと洗ってしまうとお米についている「ぬか」の匂いや味が移ってしまいます。
それを防ぐためにも、最初に2〜3回ほど素早くお米を混ぜて洗い、すぐに水を捨てるようにしましょう。
また洗う水にこだわり、ミネラルウォーターなどを使うと更に美味しさをアップさせることができます。
3.正しいお米の研ぎ方を守る
美味しいご飯をつくるもに、一番重要なポイントになるのが「研ぎ方」です。
お米を研ぐときに大切なのは、研ぎすぎないようにすることです。
良かれと思ってお米を研ぎすぎると、米粒が割れてしまい風味が落ちてしまいます。
軽くやさしく水面に円を描くのをイメージしながらお米を5~6回ほど研いで水を捨て、これを3〜4回ほど繰り返しましょう。
新米を研ぐときには、もう少し研ぐ時間を短めに、さらにやさしく研ぐようにしてください。
4.適切な時間で米を水に浸しておく
研ぎ終わったあとは、しばらくお米を水に浸しておく必要があります。
新米であれば大体40分~1時間。
古米の場合は、少し長めに最低でも1時間は浸しましょう。
夏の場合には、冷たい水に浸しておくことで真っ白で見た目の美しいおいしいご飯に仕上げることができます。
逆に夏に温い水に浸してしまうと、お米が黄ばんでしまうことがあるので気をつけましょう。
5.ご飯が炊けたあとにも注意
お米が炊けたあとにも、気をつけましょう。
炊き上がったあとそのまま放置してしまうと、湯気によってお米同士がくっつきベチャベチャした食感のご飯になってしまいます。
こうなるとせっかく頑張って炊いた苦労が水の泡になってしまいます。
そうならないために炊き上がったらすぐに蓋を開けて、しゃもじでお米をほぐすようにしましょう。
ほぐし方は、しゃもじで十字を切り、下から上へと持ち上げるようにほぐしていきます。
そして30秒は蓋を開けておき、湯気を飛ばすことで水分でご飯がベチャベチャになるのを防ぎます。
蓋の上についている水滴もしっかりと拭き取っておくことで、より美味しいお米に仕上がりますよ。
6.炊いた米から熱から離しておく
お米は炊き上げたあとが一番美味しく、だんだん味が落ちてしまうものです。
炊き上げてから2~3時間で硬くなりはじめ、味や風味が変わってしまいます。
せっかく美味しい炊いたのに家族に食べてもらう頃にはイマイチ…ということを防ぐためには、お米をできるだけ熱から離しておくことが大切です。
ご飯が釜に触れないように気をつけながら保湿しましょう。
つまりこんもりとした山のような状態がベストです。
また次の日まで保存する場合には、冷蔵庫の中に入れるではなく、冷凍庫に入れることでパサパサの状態になるのを防ぐことができます。
7.古米も炊き方で美味しく
お米はやはり新米が美味しいものです。
長く保存してしまうとだんだん風味が落ちてしまいます。
しかし炊くときにいくつかポイントを守れば、古米を美味しく炊くこともできます。
一つ目のポイントは、しっかりと研いでおくこと。/p>
先述では美味しく炊くためには、お米を研ぎすぎてはいけないという話をしましたが、古米の場合は米の表面が多少落ちるぐらいしっかりと研いだ方が風味が戻って、美味しく仕上がるのです。
炊く前に水に浸しておく時間も古米の場合は長めに3時間ほど浸してもいいでしょう。
また炊くときに、米3合に対してサラダ油を小さじの半分ほど加えてみてください。
古米はパサパサとした食感が気になってしまうことが多いですが、サラダ油を隠し味にすることで、ツヤツヤピカピカのお米にすることができますよ。